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朝飯図書館へご来場ありがとうございました

2025年8月29日

2025年8月26日~29日開催

NPO地域の医療を明るくする会からのご報告
夏休み中の子どもの朝食欠食・孤食問題と、地域で「多世代交流」を育む「朝飯図書館」の挑戦


喫緊の課題:子どもの朝食欠食と孤食、そして多世代の絆づくり

夏休み期間は、子どもたちの生活リズムが乱れやすく、朝食をとらなかったり、一人で食事をする「孤食」が増加します。これは栄養面だけでなく、心の安定や社会性の発達にも悪影響を及ぼしかねない課題です。私たちNPO地域の医療を明るくする会は、この問題を地域で温かく包み込む仕組みづくりが不可欠だと考えています。

また、希薄になりがちな地域のつながりを再構築し、安心して集える「居場所」をつくることは、子どもの健全な育成のみならず、高齢者の社会参加や介護予防にもつながります。地域で役割を持つことは、生きがいや健康寿命の延伸にも寄与します。

解決への一歩:「朝活図書館」と連携した「朝飯図書館」

こうした課題解決を目指し、四街道市立図書館が開催する「朝活図書館」と連携し、8月26日から29日の4日間「朝飯図書館」を共催しました。昨年に続く2回目の開催で、延べ350名(うち子ども約300名)が参加しました。目的は食事提供だけでなく、生活リズムの改善と多世代交流の促進です。


温かい食事と心安らぐ居場所

早朝、日替わり café りんごの樹の調理場で、NPOメンバーや岩渕薬品、地域の高齢者ボランティアらが協力し、おにぎりやそうめんを準備しました。お米は鷹の台自治会長からの寄付、そうめんも支援品を活用。開館と同時に子どもたちが訪れ、笑顔で食事を楽しむ姿に、地域の温かさが広がりました。

多世代交流が生む「居場所」

図書館では子どもと大人が一緒に食事やボードゲームを楽しみ、自然な交流が生まれました。常連の子どもや友達を誘ってくる子も多く、図書館は「人と出会える場所」へと役割を広げました。高齢者にとっても社会参加の機会となり、心身の健康や生きがいづくりにつながりました。こうした交流は、私たちが推進する「四つ葉プロジェクト」の理念である「ゆるやかなつながり」「居場所」「多世代交流」を体現するものです。


学びと遊びを通じた地域連携

朝食後は学習や読書に取り組む子どもも多く、夏休みの学習支援にもつながりました。また、期間中には特別プログラムを実施。Spiceによるボードゲーム体験、合同会社オブジェクトネクスト野崎亮さんの講座、プロサーファー井上鷹選手の「勇気の出るお話」など、子どもたちは日ごとに新しい学びを得ました。

さらに「おむすびっこ食堂」「ふじわらっこ食堂」と連携し、スタンプラリーを開催。304枚のカードが配布され、延べ240名以上が参加するなど、市内子ども食堂の認知拡大にも寄与しました。


未来へつなぐ地域の絆と感謝

「図書館ってこんなに楽しいんだ」「また来年も来たいな」という子どもたちの声に、私たちの胸は温かくなりました。多くの方々の協力によって生まれた「朝飯図書館」で過ごした夏の一日一日が、子どもたちの心の中で小さな力や勇気に変わり、来年の夏もまた図書館で出会える、そんな未来につながっていくことを願っています。


この活動は、この活動は、四つ葉プロジェクト(岩渕薬品株式会社・千葉大学予防医学センター)四街道市(子育て支援課)が主催し、四街道市立図書館、NPO法人地域の医療を明るくする会などが協力して開催しました。また、鷹の台自治会長からのお米の寄付、日替わり café りんごの樹からの調理場の提供、一般社団法人Spice、合同会社オブジェクトネクストの野崎亮さん、プロサーファーの井上鷹選手、ハウス食品株式会社からのボランティア参加 など、多くの皆様のご支援ご協力のもと、実施することができました。

今回も多くの皆様のご支援ご協力のもと、「朝飯図書館」を実施することができました。改めて心より感謝申し上げます。私たちは、これからも地域全体のつながりを大切にし、子どもの健やかな成長を支え、多世代が交流し、特に高齢者の皆様が地域活動に積極的に参加できる仕組みを継続的に構築することで、共に笑顔で過ごせる「居場所」を地域に創造してまいります。今後とも、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

※本活動は鹿島学術振興財団の特定テーマ研究助成を受けて実施されました。


お問い合わせ

​特定非営利活動法人

地域の医療を明るくする会

法人番号:6040005020182

〒264-0028

​千葉県千葉市若葉区桜木

5ー4ー22

Tel:043-310-5571

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